OUR STORY
はじまりに、
理由はなかった。

ある日、ひとつの「設計図」が、創業者のもとへ突然、強烈に降りてきました。それは、植物の組み合わせでも、成分の比率でもありませんでした。

祖父母との別れを通して感じた、いのちの尊厳。
土地と人が長い時間をかけてつないできた記憶。
受け継がれてきた精神性。
そして、言葉にはできないけれど確かに感じる、
目には見えないものの振動。

それぞれは、まったく別のもののように思えました。けれど、そのすべてがひとつの球体を形づくるように重なり合い、ひとつのレシピになっていたのです。

なぜ、それが見えたのか。どこから来たものだったのか。そのときには、わかりませんでした。ただ、それを形にしなければならないという感覚だけは、はっきりしていた。

だから、理由を探すより先に、内側から湧き上がる躍動に従いました。ひとつひとつを確かめながら、寸分違わず形にしていく。

それが、KAGURAのはじまりです。

そして、後になってわかったことがあります。その「設計図」が向かっていた先には、創業者が祖父母と過ごした故郷、島根県西部の石見がありました。

山と海に囲まれたその土地には、秋になると夜通し神楽が舞われます。人が集まり、太鼓が鳴り、笛が響く。何百年ものあいだ、この土地で人々が同じ夜を過ごし、祈り、祝い、そして次の世代へ渡してきたもの。石見神楽です。

OUR ROOTS石見神楽から
神を迎えることから、
はじまる。

石見神楽には、ひとつの流れがあります。神を迎えるために場を整え、清める。
そうして、そこに神を迎えてから、物語がはじまっていく。

雨が降り、陽が差し、米が実る。
山があり、海があり、
その土地の恵みによって人が生きていく。

実りを迎えた秋には神に感謝し、人が集まり、その土地で生きていることを確かめる。神楽は、神と人をつなぐものであると同時に、人と人、人と土地をつなぐものでもありました。

その営みは、時代の中で大きく姿を変えています。明治のはじめ、神職による神楽が禁じられたとき、それまで神職が担っていた舞は、土地の人々へと渡っていきました。神主から氏子へ、社から町へ。受け取った人々は、ただ昔の形を守ったのではなく、自分たちの時代に合わせて舞や囃子を変え、面や衣裳を工夫しながら、新しい神楽をつくってきたのです。

そんな風に石見神楽は、受け継がれながら、変わり続けている。
その土地に生きる人の手によって、今も更新されている伝統です。

石見神楽について、くわしく →

OUR NAMEKAGURAという名
迎えるための、余白。

神楽という言葉は、「神座(かむくら)」に由来するといわれています。神を迎えるために、空けておく場所という意味です。

何かを迎えるには、まず場所が要ります。日々、わたしたちは知らないうちにいろいろなものを抱えています。誰かの期待、過去の記憶、まだ起きていない未来への不安。中がいっぱいになると、すでにそこにあるものさえ、感じられなくなります。

空ける。

すぐに答えを出さず、足そうとすることもやめて、自分の内側に静かな場所をつくる。

そこに何が訪れるのかは、決まっていません。

自然の力かもしれない。
土地に残る記憶かもしれない。
祖先から受け継いだ感覚かもしれない。
ふと訪れる直感かもしれない。
あるいは、自分の奥深くにある、
まだ言葉になっていない生命力かもしれない。

自分の思考を超えたものです。
それは、誰にでもあるもので、わたしたちは「いのち」と呼んでいます。

OUR PHILOSOPHYものづくりの考え方
足すのではなく、
あらわれる。

何かを重ねて別の自分になるのではなく、余計なものを少しずつ手放しながら、すでに自分の中にあるものに気づいていく。それは、その人自身のタイミングでしか起こりません。

肌に触れるときは、何を使うかと同じくらい、何を使わないかを考えます。どこまで手を入れて、どこから先はその人に委ねるのか。その境界を見ながら、ものをつくっています。

自分の感性で選ぶ。
生きる実感を味わう。

それは、自分の中にある小さな声を、聞き逃さないこと。外から与えられたものに合わせるのではなく、自分の感覚を信じて、自分の生を選んでいくこと。

MANIFESTOわたしたちの約束
暮らしの中に、
小さな神楽を。

石見神楽が、場を清めることからはじまり、やがて人々がひとつの夜をともに過ごすように。KAGURAも、一日のなかに小さな「迎える時間」をつくります。

身体を清め、香りに触れ、呼吸をする。いっぱいになっていた自分に、少しだけ余白ができる。その時間を、五つの所作にしました。

祓い、禊ぎ、舞い、納め、そして宴。

PRODUCTS商品ライン
HARAE
MIST / スプレー
50mL / 10mL
余計なものを、祓う
HARE
晴らして、あらたまる。晴れの日の一本。
MISOGI
FACE WASH / ジェル洗顔料
180mL
氣を清め、流す
MAI
TONER & SERUM / 化粧水・美容液
100mL
感謝で満たす
OSAME
MOISTURIZER / 保湿乳液
100mL
受けとり、包み込む
UTAGE
MIST / スプレー
50mL / 10mL
暮らしにもどり、根差す
MATSURI
BATH / 入浴料
華の湯・森の湯
TO THE NEXT次の世代へ
受け取ったものを、
次へ。

石見地方では、今も子どもから年配の方まで、あらゆる世代の人たちが神楽を舞っています。受け継いだものをそのまま残すのではなく、自分たちの時代のものとして受け取り直し、また次の世代へ渡していく。そうやって、神楽は続いてきました。

伝統とは、変わらないことではなく、
大切なものを見失わないまま
残しながら変わっていくこと。

人と人。
人と土地。
自然と生命。
過去と未来。
目に見えるものと、目に見えないもの。

そのあいだにあるものを、丁寧に感じながら生きていく。
KAGURAは、そのための小さな器でありたいと思います。

迎えるために、余白をつくる。
あらわれたものを、自分らしく生きる。
そして、受け取ったものを、次へ渡していく。

それが、KAGURAです。

MADE IN JAPAN
日本の土地でとれたものを、日本でつくっています。